連絡帳


■ 5月24日

我慢

最近はどうも変な天候ですね。暑い日があるかと思えば薄手のコート位着てないと鳥肌が
出る日なんかもあったりします。それでなくてもこの季節の移り目って奴は長袖では暑く
半袖では寒いなんて迷惑な季節です。しかもお店や施設によっては暖房が入っていたり冷房が
入っていたりで、建物に入ったり出たりする度に上着を着たり脱いだりするのがとても面倒です。


こんな季節だからこその楽しみが何か一枚上に羽織りちょこっとだけお洒落を気取ることです。
世のお洒落さん共はそんな上っ張りに見え隠れするちょっとした自分なりのセンスを世間に誇示して
いるわけですが、別にお洒落さんでもない僕は単純に温度調節の為に最近は何かしら羽織
っています。ホントにうっとしい季節です。


しかし、この日本にはこんな【何かを羽織る】という恒例行事とは無縁の人々がいます。
重度の秋葉人です。


この秋葉人のファッションは大抵一目でわかる。特にアニメ系ではその傾向は顕著です。
彼らは実用的をコンセプトにファッションを楽しんで居ます。
冬にはこれでもかと言うほど着込みモコモコになり夏はアニメプリントのTシャツか
ギンガムチェックのシャツです。このシャツは大抵首元はデロンデロンで裾はズボンに 入れられています。また靴は主にリーボックやブリヂストン等のシンプルなスニーカーです。
彼らは長時間限定グッズを買う為に並んだりレアなものを目掛けダッシュしたりせねば
ならないのでとても実用的です。
また、ズボンは大体ケミカルウォッシュのやたら色が濃いかやたら色が薄いジーパンです。
それらはウエスト部分がゴムであるときもあります。
少数派ではあると思いますが上から下までアーミールックの人も居ます。ただ、迷彩柄である
ということだけではなく頭にバンダナを巻きいつでも臨戦状態をとっている本格派です。
一般に兵士がバンダナを頭に巻くのはSAS(イギリス特殊空挺部隊)が作戦中に額の汗が
目に入らないように巻き始めたのが始まりだというほどで、やっぱり実用的です。
やはり秋葉人は実用的なものに目がないという事がここまでで証明されました。


決して僕は秋葉人を馬鹿にしているわけではないですよ。
逆に一種の尊敬の念さえも持っています。いや、本当に。
こんな格好で街を歩けば一般の人から特異な目で見られますし、その方面の人以外とは
コミュニュケーションをとることもままならないでしょう。何よりもやはりそんな格好
をして外をほっつき歩くには相当の勇気がいります。
でも、そんな実用的であることを好む秋葉な人にあって僕が納得できないことが一つあります。


それは冒頭のような上着を着ない事。


やたら厚着してるか薄着してるかのどちらかでしかないのです。
これだけ実用的な服装をする秋葉人。いや、最早服装ではなく装備といっても過言ではありません
そんな人々が何故か気候に我慢をしているのです。
これはここ最近この事に気付いた事です。と、いうのも僕はよく電車で秋葉原を通過するのですが
電車に乗って座れなかった時はいつも秋葉な人の前に立つことにしています。そうすれば彼らは
十中八九秋葉原で降りていきますから座れるようになるからです。
で、先日もバイトに行くとき電車で座れなかったので秋葉な人の前に立っていたんですが、その日は
最近では珍しくものすごく寒い日にもかかわらず、その男性は半袖でした。その男性の隣に
座っていたオネェちゃんなんか薄手のコート着てるのに半袖。
まさかその秋葉人とコートのオネェちゃんの十数センチの距離でそんなに温度が違うはずも
ないですから世間的にはどちらかが適合していて、もう一方は不適合ということになります。


僕が小学生のとき夏も冬も半袖短パンの同級生がいました。雨が降ろうと雪が降ろうとどんなに
寒くても半袖短パン。当時はなんかかっこよく見えましたが、成長した今ではそれが世間的には
小学生にしか許されない行為であることは誰もが知っている事です。


ですが今、僕の目の前には小学校の時の情景が広がっているのです。
コートと半袖。これは例えると状況の異常さが分かり易いかもしれません。


超高級リストランテで、味噌汁かけご飯。

デヴィ婦人に便所サンダル。

某課長の頭に突然髪の毛(実話)


最後の例の時にはその場が震撼してました。新作のハリウッド映画よりも僕らを震撼させる
力を間違いなく奴はもってました。


彼らは何故上着を着ないのか?僕なりの答えを探してみました。
その答えとは、アニメキャラにことごとく追随する彼らのこと。アニメにそんな中途半端
なコスチュームのキャラクターはいないのではないか?いたとしてもアニメの世界の暗黙の
ルールでそんな中途半端な格好の奴は悪者になっているとか、格好悪いとされているのかもしれない。
こんな答えを折角導き出して自分なりに納得していたのですがその男性は


秋葉原では降りずサラリーマンの街新橋で降りていきました。


結局気候の急激な変化に着いていけなかっただけなのかも。


そんなこんなで僕は電車では座れず、電車内での読書もはかどらず、何より


この雑記のオチが弱い


という結果になってしまいました。
長々と本当にごめんなさい。
■ 5月22日
こんばんわ。ついさっき(am1:15)帰宅いたしましたpiroliです。

この度、我流+αさんのPure☆Girlさんにここを紹介していただきました。
出来たばかりのこの取るに足りない、まるで使い古してもの凄く小さくなった石鹸と同じ
位とりえの無い自己満足気味のサイトを紹介してくれる我流+αさんの太っ腹精神にありったけの
感謝をささげ奉りたい所存でございます。

せっかく紹介して頂いてPure☆Girlさんから来てくれている方もいらっしゃいますのに
大変申し訳ないのですがpiroliは土日祝日つまり、カレンダーの赤い日や青い日はバイトに
通勤時間片道約2時間強をかけ、朝早くから夜遅くまで小銭を稼いでいるので
更新はほとんど出来ないと思います。


更新は平日行っていこうと思いますので、Pure☆Girlさんでここを知った方も
そうでない方も是非ちょこちょこ覗きに来てください。

紹介していただいて初っ端からこれでは先が思いやられますな・・・。

どなたかカツを入れてくれるソフトSの巨乳の女王様を募集いたします。
■ 5月21日

ノンフィクション

なんだかアクセス解析の結果を見ていたら、ちょこちょこ他のサイトさんから来
てくれる方もいるんですがTOPしか見てない方がいらっしゃいますので、一応
このサイトのメインである、涙あり笑いあり、得るもの何も無しの雑記をTOP
に持ってくるという暴挙に出てみました。


ところで、基本的に僕がここで書いているものはノンフィクション。虚構の世界の
事ではありません。確かにすこしばかり大袈裟に書いている所もありますが
大抵はありのままを書いてあります。僕はバイト先の友人にも昔から付き合っている
仲間にも言われますが、僕はお節介さんです。というか、トラブル大好きです。
だからこそ、街で面白そうな事、変わった事が起きていれば迷わず巻き込まれに
行きます。皆さんの中にもこの気持ちが分かる人は居るんじゃないでしょうか?


例えば胡散臭いキャッチに声を掛けられればなんとか化けの皮を剥いでやろう
と息巻いたり、オカルティックな方から独自の宗教なんぞに誘われたりすれば
矛盾点を鋭く突き冷やかしてやろう等と思っている人は多いと思います。
僕なんかもそんな人種ですので、犬が歩けば棒に当たるよりも抜群に高い確率で
街を歩けばトラブル(ネタ)に当たります。そんなネタをネット上で公開すれば
面白いのではないかと思ったのがこのサイトを始めるきっかけの一つです。


まぁ、そんな僕なんですが最近パートナーが出来まして街を歩いてるときも
そのパートナーが横に居る時が多いんですよ。で、面白そうなトラブルを見つけて
巻き込まれに行こうとしても制止されることが多く最近は少しばかりその方面に
退屈もしていたんですがこの間、絶好のトラブル(ネタ)にありつく事が出来ました。
しかし、この時は少しばかり違うんですよね。いつもならば自分から巻き込まれに
行くんですが、この時は向こうからやってきました。いつもならば身構えているので
次に起こることを想定しているので自分の行動を律する事が出来るのですが
この時は本当の意味のトラブルだったので自分の思考を思い返すと今でも
少しばかり恥ずかしいです。


つい先週の事でした。
僕は夏を先取りしようとその日、蚊もいないのに蚊取り線香を近所のマツキヨ
で買ってきて部屋で焚きながらパソコンをいじって居ました。
僕は映画をビデオやDVDで見ている時は部屋を暗くして見ます。その日は
ジョンQをパソコンで見ていた流れもあり部屋は暗いままでした。


ふと気付くと蚊取り線香を締め切った部屋で焚いていたので尋常じゃないほど部屋が煙ったく
なっていたので窓を開けて網戸にしてネットの世界を縦横無尽に泳ぎ回っていました。


お化けの学校がそろそろ墓場で運動会を始めようかという午前2時頃、相も変わらずパソコンを
いじっていると視界に入っている鏡の中で何かが動いたような気がしました。僕の部屋の鏡には
先ほど網戸にした所が映っていて網戸の先には闇に包まれたベランダがあります。
鏡越しにベランダを見ていると確かに人影があります。泥棒かもしれない!と思った僕は
『誰だ!』という雄たけびと共にベランダに颯爽と踊り出ました。


躍り出るはずでした。


うん。コードにつまずいて転んじゃった。DIVE to 床。


打った顔を痙攣させながらベランダに這いずり出るとそこはもうもぬけの殻。
周りを見回してももう辺りに人影はなく、仕方ないので部屋に戻り
何事も無かったかのようにネットサーフィンを再開する僕。
そんな恥ずかしい事は記憶の彼方に追いやり、
ネットサーフィンに夢中になって、ふと気付くと夜は更け時計はもう3時を回っていました。
その日は暑かったので窓を開けたまま寝ようとベッドに入りうとうとしていると
なにやらカサカサいう音ですぐに目が覚めました。音の出所をこっそり探ると
どうやらまたベランダから音が聞こえます。寝ぼけ眼でベランダの方を伺うと
その音の主は今まさにベランダを越えようとしている所でした。何分寝ぼけていたんで
あれなんですが僕がその主に発した第一声は


『あなたはお化けですか?』


今考えればありえませんが、なにぶん僕は寝起きが悪いので寝ぼけていたのと
寝る直前に、やはり夏を先取りしようとネットで怖い話を見ていてそんな気分だったんでしょう。
するとそのお化け(暫定)はその問いに対して


力強く頷いてました。


何度も言いますが自分でも異常だと思います。ベランダに居るお化け(暫定)に対する自分の
問いもそれに対する彼の返答も。でも仕方ないんです。だって寝ぼけてたんだもの。


で、寝ぼけていたのと余りにも力強く頷く彼の態度を見て


お化けならしょうがねぇ。


と納得して、一言お化け(暫定)に向かって
『入ってくるなよ。』
と伝えてそのままベッドに戻りました。

それから数時間も経たないうちにサイレンの音で目が覚めてもう一箇所の道路に面している
窓から外を覗くとパトカーと家の斜め前に住んでいるおばさんと警官が何やら話しているのが
目に入り、ここはトラブル大好きのpiroliです。出て行かないわけにいきません。
早速外に出て話を聞くと、どうやらそのおばさんの家に泥棒が侵入したご様子。
直ぐに気付き大声を出した為何も盗られずにすんだらしいのですが、僕にはそんな事を
考える余裕も無く、ただ冷や汗を流すだけでした。昨夜のお化けはお化けなんかじゃなかった!
たぶんあいつこそお化けのふりした泥棒だった!
あそこで捕まえておけば警察から金一封貰えて新聞やワイドショーから取材が来て


【お手柄大学生!深夜の大立ち回り!】


とかなんとか見出しがついてそれを見た芸能関係者からスカウトされてあれよあれよという間に
ハリウッド女優とキスシーンなんて事にもなりかねなかったじゃないですか。そこまでいかなくても
日本全国から僕に会いにフェロモンの滴り落ちているような美女が集まり酒池肉林は固いじゃないですか。


失敗したなぁと思いつつ昨夜の出来事を警官に話すと最初は疑っていましたが最後はようやく
信じてくれたらしく何やらメモを取りながら一言

『馬鹿だなぁ。』

と呟いていました。まるで、道化を見る目つきで僕を見てました。


人間は予想している危機には案外強いものですが、このように予期しないことにはめっきりと
弱い生き物です。文の頭でも書きましたが僕が書いているのはノンフィクションです。
ところどころ大袈裟に書いている事もありますが大体事実と相違ありません。はっきりいって
今回の事はかなりアホだと思っています。穴があったら入りたいどころか、自分で穴を掘ってでも
入りたいです。


皆さんはいざと言うときこんな醜態を晒さないように防犯意識やらなんやらを常に高めておいて
ください。


泥棒をお化けと感違いしてしまうのは次はあなたかもしれませんよ。
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